世界の金・ゴールド(World Gold)に関する情報データベース

世界各国の金(ゴールド)およびプラチナ・銀など貴金属に関する動向を伝えるニュースをまとめています。

各国の中央銀行の金準備金の状況(World Gold Council)

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2024年

中国人民銀の金保有、1年半連続で増加-4月末の外貨準備高は減少

中国人民銀行(中央銀行)は4月も金準備を増やした。これで1年6カ月連続で金保有を拡大した。

7日に発表された公式データによると、人民銀が保有する金地金は先月、6万トロイオンス増えた。これは約1.87トンに相当し、総保有量は2264.3トンとなった。

金価格は人民銀など世界中の中銀からの強い需要に支えられ上昇。4月には1オンス=2400ドルを超える史上最高値を更新した。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によれば、中銀による金購入量は1-3月(第1四半期)としては過去最高で、中国が最大の買い手だった。

人民銀が発表した4月末時点の外貨準備高は3兆2008億ドル。予想は3兆2295億ドルだった。ブルームバーグの集計によると、外貨準備高は前月末から448億ドル減った。

引用元:Bloomberg(2024.5.7)

金投資ブーム、現物ETF価格にひずみ 東証が注意喚起

国内外で盛り上がる金の投資ブームが余波を生み出している。東京証券取引所は17日、金や銀の現物価格に連動する上場投資信託(ETF)の取引で投資家に異例の注意喚起を促した。中東情勢の緊迫化などで騰勢を強める金価格に着目した資金がETFに流入しているが、裏付けとなる資産との乖離(かいり)が拡大している。金への投資需要に対し、ETF側で現物の手当てが追いつかなくなる懸念もある。

引用元:日本経済新聞(2024.4.18)

新通貨ジンバブエ・ゴールド、波乱のスタート 旧通貨は無価値に

金を裏付けとしたジンバブエの新通貨ジンバブエ・ゴールド(ZiG)が今週、波乱のスタートを切った。店舗は米ドルでの支払いしか受け付けず、銀行の前には困惑した人々が預金を引き出そうと長蛇の列を作っている。

 旧通貨ジンバブエ・ドルが過去1年間で暴落し、高インフレに見舞われた同国は8日、新通貨の運用を開始した。だが、切り替えの発表が数日前だったため、多くの国民は準備ができていなかった。

 大半の銀行は9日、新通貨に移行するためにシステムをオフラインにした。そのため首都ハラレでは、預金を引き出そうとする多くの人が銀行の前に何時間も並ぶ事態が起きた。

 通貨切り替えによって、すでに価値がほとんどなかった旧通貨は、一夜にして完全に無価値となった。

引用元:AFP BB News(2024.4.10)
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