【比較】iFree FANG+ 投資信託版とETF版の違い

ビッグテック企業への集中投資ファンドとして人気の投資信託『iFree NEXT FANG+インデックス』のETF版『iFreeETF FANG+(316A)』が、2025年1月10日に新規上場することが承認されました。

ETF版の概要と投資信託版との違いをまとめています。

目次
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基本情報

ETF投資信託
銘柄名iFreeETF FANG+iFreeNEXT FANG+インデックス
証券コード316A04311181
運用方針NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)に連動を目指す
投資対象10銘柄(NYSE FANG+指数銘柄)
組入比率等金額
決算日毎月6月と12月の各10日毎年1月30日
委託会社大和アセットマネジメント
売買単位1口1単位または1口単位
売買単位金額1口価格 ※数千円程度の見込み金額;100円以上1円単位
口数:100口以上1口単位
信託報酬年率0.605%年率0.7755%
購入価格東証時間リアルタイム申込日の翌営業日の基準価額
NISA(積立投資枠)✕ 対象外◯ 対象
NISA(成長投資枠)◯ 対象◯ 対象
上場日2025年1月10日2018年1月31日
HP公式サイト公式サイト

リアルタイム取引

ETF版のFANG+は、東証の取引時間内(9:00〜15:30)であれば、通常の株式やETFと同様に自由なタイミングで現在の価格を見ながら購入・売却が可能です。

投資信託版のFANG+は、営業日の注文締切日(当日の15:30まで)までに注文した場合、翌営業日の基準価額での約定になります。タイムラグがあるので予定していた価格で売買できなかったり、暴騰や暴落時にタイミングが遅れる場合が多いです。

ETF版FANG投資信託版FANG
取引時間東証時間リアルタイム申込日の翌営業日の基準価額

少額から取引可能

ETF版のFANG+は、通常の株やETFと同様に1口あたりから売買ができる。現時点(2024年12月時点)での1口あたりの価格は不明ですが、公式サイトでは数千円程度としている。

投資信託版のFANG+は、口数購入と金額購入が選べます。金額購入の場合は100円以上1円単位、口数購入の場合は100口以上1口です。投資信託版は100円以上1円単位なので少額から購入可能です。

基準価額として表示されている金額は10,000口あたりの価格で、1口や100口あたりの価格ではありません。

ETF版FANG投資信託版FANG
取引価格1口価格
※数千円程度の見込み
金額;100円以上1円単位
口数:100口以上1口単位

NISAは成長投資枠のみ

ETF版のFANG+は、NISAの「成長投資枠」でのみ購入可能です。一方、投資信託版のFANG+は「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の両方で購入できます。

ETF版FANG投資信託版FANG
NISA(つみたて投資枠)✕ 対象外◯ 対象
NISA(成長投資枠)◯ 対象◯ 対象

信託報酬

信託報酬はETF版が0.605%、投資信託版が0.7755%なので、ETF版の方が0.1705%ほど安いです。

同じものに投資するなら信託報酬は安いに越したことはありませんが、FANG+のような外貨建ての株式に投資するファンドの価格は、為替だけで信託報酬の手数料の何倍も動くので過度に気にする必要はないと思います。

NISAの投資枠や取引タイミングなどで、ご自身の投資スタイルに合う方を選ぶのが良いでしょう。

ETF版FANG投資信託版FANG
信託報酬0.605%0.7755%

NYSE FANG+指数とは

FANG+の投資信託やETFは『NYSE FANG+指数』の動きに連動した投資成果を目指します。

NYSE FANG+指数は、次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響を持ち、高い知名度を有する米国上場企業を対象に構成された株価指数です。

FANG+構成銘柄

NYSE FANG+指数の構成銘柄は、原則固定のFANG銘柄「Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(現在Alphabet)」の4社を軸に、変動銘柄の米国上場企業6銘柄を追加した、合計10銘柄で構成されています。

銘柄名業種名比率
原則固定メタコミュニケーションサービス10.3%
原則固定アマゾン・ドット・コム一般消費財サービス9.6%
原則固定ネットフリックスコミュニケーションサービス9.9%
原則固定グーグル(アルファベット)コミュニケーションサービス10.0%
変動銘柄アップル情報技術10.2%
変動銘柄エヌビディア情報技術10.3%
変動銘柄マイクロソフト情報技術9.6%
変動銘柄ブロードコム情報技術10.3%
変動銘柄クラウドストライク情報技術10.1%
変動銘柄サービスナウ情報技術9.7%

上記は2024年9月末時点の構成銘柄です。
最新の銘柄は公式HPまたは下記記事をご覧ください。

金額比率と銘柄リバランス

ポートフォリオの投資比率は時価総額加重平均ではなく等金額で、当指数は四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額になるようリバランスが行われます。

また、金額比率のリバランス時に変動銘柄を入れ替えられることがあります。

銘柄入れ替え新規銘柄除外銘柄
2021年12月・マイクロソフト・ツイッター
2022年12月・アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
・スノーフレイク
・アリババ
・バイドゥ
2023年9月・ブロードコム・アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
2024年9月・クラウドストライク
・サービスナウ
・テスラ
・スノーフレーク
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